イントロダクション

RE:空き家編集室が空き家再生事業に関心を持った背景には、いくつかの重要な理由があります。
まず、地域づくりへの貢献ができると考えたこと。
そして、地域の活性化に繋がると信じたこと。
また、無駄なものを有益なものに変えるというクリエイティブな活動に大きな魅力を感じたことが大きなモチベーションになっています。
空き家の再利用は、単なる物理的な変化ではなく、
新しい価値を生むための本当にクリエイティブなアクションであることに疑いの余地はありません。
そして何より、空き家の再利用こそが、日本に新たな希望をもたらすはずなのです。

現在の空き家問題の現状と課題

現在、日本全国で空き家は増加の一途をたどっています。
全国で7件に1件が空き家と言われ、手をつけられずに困っている空き家オーナーも多く存在します。
このような無駄な不動産が増えることで、日本全体のマインドが縮小し、
資産がデッドストックとして無駄になってしまうという問題が浮き彫りになっています。

私たちの使命

RE:空き家編集室の使命は、空き家再生を通じて地域社会に貢献することです。
空き家再生は必ず地域社会にプラスの効果をもたらします。空き家が再生されることで、
人々の動きが生まれます。人々の動きは経済の動きに繋がり、経済が動けば文化も共に動き出します。
これらの理由から、空き家再生には大きな意味があるのです。

具体的な目標とビジョン

RE:空き家編集室は、空き家を三方良しのもとに解放していくことを目指しています。
空き家という空間をクリエイティブの力で絶望から希望へ変える、ここには大きな価値があります。
空き家という虚無空間に笑顔を戻し、溢れさせる。これができたら、どんなにか素晴らしいことでしょう。

事業の価値

空き家再生がもたらす経済的・社会的効果は計り知れません。
地域住民との協力と共存の大切さも強調しなければなりません。
地域の特性や場所の特性から空間の利用方法を発想することで、地域住民との協力体制を築くこと、
これが重要な価値を生みます。
空き家を地域の負の資産ではなく、地域の富の資産に変えることが何よりも大切なのです。

具体的な取り組み

具体的な取り組みとして、空き家を民泊として活用したり、
外国人労働者や生活保護者への賃貸場所として提供したり、グループホームとして活用することなどが、
空き家の利用方法の一例です。
活動の流れも極めてシンプルで、第一に空き家オーナーの納得を得た上で再利用活動を開始し、
無駄を排除した誰もが理解できるプロセスで進めていきます。

チームの紹介

RE:空き家編集室は、創設者である鈴木隆文が活動を率いながら、
専門家との連携を取りつつクリエイティブなことづくりをする編集室です。
当編集室は、不動産知識、DIYの知恵、空間をストーリーとして昇華させる能力を駆使する専門編集室です。
外部スタッフなどとの知見共有を行うことで、より横断的な動きを目指していきます。

未来への展望

未来への展望として、空き家という腐りかけた空間は
クリエイティブで生き生きとした空間に変容させなければなりません。
クリエイティブで生き生きとした空間からさまざまなビジネス的な価値を生み出し、
活気ある経済と笑顔を生み出すことを常に画策するのが、
私たちのミッションです。

長期的な目標と計画

長期的な目標として、三浦半島を起点にした活動を関東一円、日本全国、
そしてアジアにまで広げていきたいと考えています。空き家を有効活用し、
地域の宝として扱う活動、この活動は今の日本に一番必要な活動であることは間違いないのです。

地域社会とのさらなる連携強化

地域の価値を地産地消的に生み出すためには、地域のクリエイティブな活動が大きなチカラを発揮します。
そして、地域に認識される場としての空き家の有効活用は、
自治体をも巻き込みながら展開していかなければなりません。
地域の人々がわくわく楽しい気持ちになり、
空き家再開発の当事者もわくわく楽しい気持ちになる。
そして、空き家の新たな利用者もわくわくする。
そんな三方良しの活動にこそ本当の意味での価値は生まれるのです。

おわりに

空き家への挑戦は、空き空間への挑戦でもあります。
黒いオセロを白いオセロに変えていくように、
この挑戦にどこまで挑めるかが問われます。
日本とアジアの楽しい平和への戦いはここから始まる。
大上段に構えた宣言に聞こえるかもしれません。
しかし、私たちは、本気で空き家に取り組むことで
死んだ空間を生きた空間へと蘇生させたいと心底願っているのです。